赤ちゃんが生後2ヵ月から生後3ヵ月くらいになると、指しゃぶりを始める子が多くなっていきます。
指しゃぶりは自分の手の存在にも気づき、指しゃぶりをすることで安心できるようになるのでとても大切なことです。
ですが、口からよだれがたれたり、首周りや袖がビチャビチャになるのは気になってしまいますよね。
そんなよだれはいつまで続くの?
よだれが出ることは赤ちゃんが成長していくうえで、重要なことなんです。
今回はよだれの重要性や注意点、対処法などについてご紹介していきます
よだれの理由
どうしてよだれが垂れるの?
赤ちゃんが指しゃぶりをしていたり、縦抱きにしているとよだれが垂れてきてしまうことがよくありますよね。
唾自体は大人でも出ますが、どうして赤ちゃんは垂れてきてしまうのでしょう。
それは口の筋肉がまだ未発達のためです。
赤ちゃんが産まれてすぐの時には、哺乳瓶や母乳を飲むときに吸う力が弱く、うまく飲めなかったという子も多いと思います。
日に日に慣れてきたり吸う力がついて、上手に早く飲めるようになっていきます。
なので赤ちゃんがミルクや母乳を飲んだり、指しゃぶりをしたり、お話ができるようになってくると、口の筋肉が発達していきます。
口の筋肉が発達することで、口を閉じることが出来るようになり、よだれが垂れにくくなります。
また、口が閉じれるようになると、口の中に溜まった唾を飲み込めるようになるんですよ。
よだれの大切さ
よだれは成長にとても大切なものなんです。
生後2~3ヵ月によだれが流れるのが気になりだすのは、口の筋肉の発達だけでなく、よだれ自体が増えたこともあります。
よだれには様々な役割があり、口に入ってきた細菌などから守ってくれる働きがあります。
赤ちゃんはお母さんからもらった免疫で守られているとはいえ、哺乳瓶を消毒しなけれないけないほど体が弱いんです。
口の中は粘膜なので敏感なので、よだれが出ることで洗浄や殺菌をしてくれます。
またよだれは消化も助けてくれます。
その為、離乳食を始める前の生後5ヵ月から6ヵ月になるとさらによだれの量が増えていきます。
よだれが増えることは、離乳食に進む準備が出来た証拠です。
離乳食と言えば歯が生えだす時期も、そのころ垂れやすくなります。
歯が生える時期は個人差が大きく、早い子であれば生後4ヵ月くらいから生える子もいます。
歯が生えだすとムズムズしたり、慣れていないので指しゃぶりを多くしたり、よだれが垂れやすくなります。
生後1歳くらいになると、口の筋肉も発達し、前歯が生えている子が多くなるのでよだれも気にならなくなりますよ。
わが子は離乳食の後は一度よだれが落ち着きました。
上の歯が生えだしたころから、またよだれが気になるようになりました。
よだれの注意点
脱水症状
よだれは成長に大切なものですが、「いつもよりよだれが少ない?」と感じたら、注意が必要です。
よだれの量が急に減った場合には、脱水症状になっている場合があります。
赤ちゃんは体温が高く、体温調節もうまくできないので、汗をかきやすいです。
暑い夏は特にこまめに水分補給をさせてあげましょう。
また、冬も暖房の熱が暑かったり、乾燥して体の水分が減ってしまうこともあります。
免疫低下
赤ちゃんのよだれが臭う場合も注意が必要です。
上記でもお話ししましたが、よだれは殺菌作用があります。
よだれが臭うということは、殺菌ができておらず、口の中で雑菌が増えている場合があります。
脱水症状でよだれの量が減った場合もありますが、体調が悪かったり免疫が下がっていたりする可能性もあります。
よだれの量が減った時には、医師に相談するようにしましょう。
よだれが多い時の対処法
スタイ
よだれが増えることは赤ちゃんが成長している、元気な証拠でもありますが、口の周りや首周りがビチャビチャになっていると気になりますよね。
一番使いやすいのは、スタイ(よだれかけ)です。
口周りをすぐにふくことが出来ますし、首元に垂れてきても安心です。
よだれの量が多い時には、2~3枚は変えてあげましょう。
特に冬場は濡れていると寒いので、こまめに変えてあげるようにしましょう。
スタイはよだれをふくだけでなく、離乳食のときなどでも口をふいたりすることもできるので、長く使えます。
指しゃぶりをするときに一緒に口に入れてすぐにビチャビチャになったり、雨で乾かないということもあるので、多めにあると便利ですよ。
オリジナルのスタイを作ろう
我が家では出産前から私の母がスタイを作ってくれました。
カタがあれば、簡単にできるのだそうです。
形も布も好きなものを選ぶことが出来るので、オリジナルのスタイを作るのもいいですね。
よだれを吸いやすい素材を選んであげるようにしましょう。
綿の素材がおすすめです。
ガーゼ、ハンドタオル
スタイをしていないときには、ガーゼやハンドタオルを使いましょう。
よだれをティッシュでふいてしまうと、口元について食べてしまう危険があります。
またティッシュを握ってしまうこともあります。
指しゃぶりをしていると特に手にティッシュがつきやすくなりますし、ちぎれて細かくなることもあります。
よだれをふく時には、ガーゼやハンドタオルを使うようにしましょう。
動物のぬいぐるみがついているタオルもあるので、赤ちゃんに持たせておくのもとても可愛いですよ。
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まとめ
赤ちゃんのよだれは指しゃぶりをする生後2か月ぐらいから増えていきます。
離乳食を始める前や歯が生えだした時が、特によだれの量が気になります。
よだれは消化を助けてくれたり殺菌作用があり、成長にはとても大切です。
もし「よだれが急にすくなくなった?」と感じたら、体調不良や脱水症状などになっている可能性もあります。
水分補給をこまめにしたり、心配な場合には医師に相談しましょう。
可愛いスタイやタオルを活用するようにしましょう。
よだれが多い時は、1日に2~3枚は最低でも変えてあげましょう。