赤ちゃんの髪の毛の伸びすスピードには、個人差があります。
わが子は生後9ヵ月になりますが、いまだに髪の毛が伸びません。
産まれたときのほうがフサフサでした。(笑)
ですが、生後3ヵ月でも眉毛にかかるほどフサフサの子もいますよね。
髪を切ること自体難しいことですが、赤ちゃんの髪を切るのは更に難しいですよね。
わたくし、元美容師がお家にあるものを使って簡単に前髪を切る方法、男の子におすすめの髪型、準備物、注意点についてご紹介していきます。
今回は、
・早くカットするためには?
・赤ちゃんの気をひくものは?
・自然な前髪を簡単に切る方法
・男の子におすすめの髪型
についてご紹介していきます。
カットする前の準備
カットクロス
まずカットをする前に、まず髪の毛がつかないように準備をしましょう。
服を脱がせてから切るのもいいのですが、季節によっては風邪をひかないか心配ですよね。
また、赤ちゃんの柔らかい肌は、短い髪の毛が刺さってしまう可能性もあります。
子供用のカットクロスを使うのがおすすめです。
もしない場合には大きなビニール袋に穴を開け頭を通し、カットクロスを作るのもいいですね。
ただ首元から髪の毛が入りやすいので、注意してあげてください。
首の部分からカットした短い髪の毛が入りやすいので、必ずタオルを巻いてあげてくださいね。
髪の毛が入ると、痒みや刺さって痛く暴れてしまう元になります。
シャンプーハットをしなくても子供が嫌がらないコツもまとめているので、こちらも参考にしてみてください。
>>赤ちゃんにシャンプーハットは必要?使わないシャンプーのコツ
2人で協力して切る
赤ちゃんの髪の毛を切るときに注意したいのが、動き回ってしまうことです。
つかまり立ちや伝い歩きができるとじっとしておけなかったり、キョロキョロしてしまいますよね。
また、一人で座れないという子もいると思いますので、支える人、カットする人と大人2人で協力してカットするのがおすすめです。
特に男の子は髪の長さが短くなるので、顔周りや耳周りは特に注意が必要です。
特に注意が必要なときには、頬などを支えておきましょう。
気を引くものを使う
赤ちゃんは次から次に興味がうつってしまいます。
長時間じっとしておくのはなかなか難しいですし、途中でグズってしまうとカットも中途半端に終わってしまう可能性も。
そうならないためにも、気をひけるものを準備しておきましょう。
例えば赤ちゃんの泣き止み動画がおすすめです。
他にも絵本やおもちゃなどもいいのですが、髪の毛が挟まったり刺さって取れなくなってしまうこともあるので注意しましょう。
>>絵本の読み聞かせはいつから?どんな効果がある?絵本の選び方とおすすめ
どんな髪型にするか決めておく
カットの時間を少しでも短くできるように、あらかじめどんな髪型にするか決めておきましょう。
「ざっくりいくと怖いから、このくらいにしておこう」「少し長めにして後からもう一回様子をみよう」としていると、途中でグズってしまったり、暴れてしまう可能性があります。
時間短縮のために、準備もイメージもしっかりとしておきましょう。
ただ前髪は切る前は髪の毛の重さで下を向いていたけど、切って髪の毛がういてしまったということもあるので、そこだけは注意しましょう。
女の子だったら前髪はまた後日というように、いっその事分けてしまうのもいいかもしれませんね。
すきばさみでカットする
赤ちゃんや子供のカットをするときには、すきばさみを使ってカットするのがおすすめです。
すきばさみは歯がギザギザになっているので、赤ちゃんがサッと横を向いてしまったときに怪我が少なくなります。
切れ味のいい普通のはさみであれば、スーと顔に傷がついてしまうことも考えられるからです。
すきばさみを使ってカットするときは、切りたいところで何回もチョキチョキするようにしましょう。
普通のはさみを使った方が時間も短くなりそうですが、スパっと切ったラインが出にくく、ぼかす作業がなくなります。
赤ちゃんや子供はもう量が少ない子が多いので、量を減らす作業はほとんどいらず、毛先がパッツンにならないようにすきばさみで同じところをチョキチョキしましょう。
普通のはさみは、切り残していた髪を切るときに使うと便利ですよ。
髪の毛を取っておく
準備するものとは少し違いますが、よく赤ちゃんの初めての髪の毛で筆が作れるというものがありますよね。
作りたいという方は、美容院などで相談してみるのもいいですね。
お家で切ったものも筆にできることもあるので、条件を先に確認しておきましょう。
筆を作る為には、ある程度の長さと量が必要です。
筆をまとめるために根元を縛っていますが、この部分は見えないようになっているので最低でも5㎝以上必要になります。
長さは筆を作るところに確認しましょう。
長さが足りないと作ってもらえないこともありますし、物足りないと感じることもあります。
筆を作る時には、しっかりと髪の毛を伸ばしてからにしましょう。
切った時に坊主の長さになってしまうと、特に女の子はまた伸ばすのが大変になってしまいますので、切った時の長さも考えてカットするようにしましょう。
簡単なカットの方法
ここからは実際にカットする時の注意点や、簡単にカットするための方法などについてご紹介していきます。
前髪を切る
前髪を切るときに「切りすぎちゃった」「ぱっつんになった」と大人でも失敗することがありますよね。
この方法は、大人の方にも是非試していただきたい方法です。
使うものはお家にあるボール(キッチンにある料理に使う)です。
ボールを使うことで自然な丸みが出ますし、ラインが決まっているので切りすぎてしまうこともなくなります。
やり方はとっても簡単!
ボールを頭に乗せ、額に押しつけます。
そのボールのラインに沿って切るだけです。
赤ちゃんや子供の頭は小さいので、小さめのボールを使うようにしましょう。
家にない場合は100円ショップなどでも売っていますので、試してみてくださいね。
刈り上げ
男の子は短髪にしたいという方も多いと思います。
実際髪の毛も早く乾きますし、夏場は特に短くしてあげたいですよね。
でも耳周りは特にはさみを使うのが怖い・・・。
そんなときにはバリカンを上手に使用しましょう。
最近のバリカンは長さをアタッチメントや、機械のダイヤルを回すだけで変えることが出来ます。
耳周りや襟足などは、バリカンがあるととても役立ちますよ。
実際にはさみで刈り上げをしようとすると、ガタガタになってしまったり「穴が開いてしまった」と修正不可能になってしまうことも・・・。
耳周りはバリカンにし、上はアタッチメントを付け替え少し長めにし、上だけはさみで切ってあげると楽になりますよ。
バリカンに慣れてくると、クシ(コーム)を切りたい長さに当て、バリカンで切るというやり方もおすすめです。
慣れてくるとバリカンで切るほうが、早くカットが終わると思いますよ。
ちなみにアタッチメントの付け忘れや、ダイヤルで長さを間違えないように注意しましょう。
ツーブロック
男の子の髪型で、ツーブロックもおすすめです。
ツーブロックとは耳上やうなじなど、生え際を短くカットし、上の髪の毛をかぶせてあげる髪型です。
大人でもツーブロックは人気ですし、最近は赤ちゃんや保育園に行く子もツーブロックにしている子をよく見かけますよ。
短い髪の毛は特に伸びるのが早く感じますので、バリカンを使って耳周りやうなじなどをすっきりさせる髪型はおすすめです。
トップを長さを残すことでおしゃれなイメージになります。
クリップを使いかぶせる部分と、バリカンを部分と始めに分けてから切るようにしましょう。
耳周りのカットが怖いという方も、バリカンを使うので楽にカットが出来ると思いますよ。
バリカンを使う範囲はデザインによっても様々です。
大人のヘアカタログやネットなどで調べてみましょう。
あまりにバリカンの部分が多いと、かつらを乗せているように見えてしまうこともあるので注意しましょう。
変える時の目安や、注意することについてまとめています。
こちらも是非参考にしてみてください。
>>ベビーソープはいつまで?子供用でも注意が必要!変える目安とおすすめ
まとめ
赤ちゃんはいろんなものに興味津々!
動き回ったりキョロキョロと周りを見たり、耳周りや顔周りは怪我をしないか怖いですよね。
長時間だと機嫌が悪くなってしまったり暴れてしまうこともあるので、始めにしっかりと準備をしておくことが大切です。
前髪はボールを使い、男の子の刈り上げやツーブロックにはバリカンをうまく取り入れてみましょう。
初めてかっとするときは赤ちゃんも泣いてしまったりと大変なこともあると思いますが、泣き止み動画を使ったりとうまく気をひくようにしてみましょう。
終わった後はしっかりと褒めてあげましょうね。