赤ちゃんが喃語を話し出すようになると、成長を感じますよね。
ですが、急に奇声を上げだすと外だと焦ることもあると思います。
家の中でも近所迷惑なども気になりますよね。
どうして赤ちゃんは奇声をあげるのでしょうか。
今回は、
・奇声はいつまで続く?
・奇声を上げるときの対処法
・奇声をあげると発達障害なの?
についてご紹介していきます。
赤ちゃんが奇声をあげる原因
赤ちゃんが奇声をあげるのは、いくつか理由があります。
原因が分かっていると対策もしやすくなります。
赤ちゃんはなぜ奇声をあげるのでしょうか。
自分の声で遊んでいる
赤ちゃんは喃語を話す前に、まずクーイングという言葉から話せるようになります。
「あー」「うー」などの言葉が話せるようになってくると、口の筋肉も発達してきていろんな言葉を発音できるようになってきます。
どんどんいろんな言葉が話せるようになると、自分の声で遊ぶようになります。
一般的にはクーイングが話せるようになり、少し経った生後4~5ヵ月くらいの子に多いです。
ただそれ以降もする場合があります。
そして大きな声を出し、自分の声で遊ぶようになると奇声を上げるようになっていきます。
笑顔で叫んでいたり、奇声を上げた後に笑っている時は、遊んでいる場合が多いです。
周りの反応を楽しんでいる
奇声を上げると、びっくりしたり慌ててしまいますよね。
もしかすると赤ちゃんが、その反応を楽しんでいるのかもしれません。
例えば、始めて奇声を上げた時に、驚いたり笑ってしまったりといった反応をすると、奇声を続けてしまう場合があります。
喜ぶ以外にも大人が反応したということが、赤ちゃんにとって嬉しいことなんですね。
まだ名前を呼べないので、奇声をあげることで見てほしいということもあります。
また奇声をあげることで、呼んでいるということもあるんです。
やりたいことを要求している
赤ちゃんはまだ「あれがほしい」「これをやりたい」ということが出来ません。
生後1歳を過ぎたことであれば、指さしたりそこまで連れて行くということもありますが、伝えるということはまだ難しいですよね。
そんな時にうまく伝えられないということもあり、奇声をあげるようになることがあります。
例えばおもちゃやお菓子が欲しい時や、おむつが気持ち悪いなどいろんな要求をしていることもあります。
何かを訴えようとしていることもあるので、何をしてほしいのか読み取ってあげるように心がけてみましょう。
「これをしたい!」という自我が出てきた成長でもありますね。
不安を感じている
赤ちゃんが不安を感じている時にも、奇声を上げることがあります。
例えば慣れない場所に行った時や新しいものを見た時などがあります。
わが子は動物園でライオンを近くで見たからか、動物がちょっと怖くなってしまいました。
初めてみるものだからということもあるのですが、大人しい中型犬でもとても怖がっていました。
不安を感じている場合には、慣れるまで抱っこをしてあげたり、怖いものから遠ざけてあげましょう。
眠たくなった(疲れた)
赤ちゃんは眠たくなると、寝ぐずりをしてしまう子が多いと思います。
いつも寝ている時間ではなくても、たくさん遊んだり動き回った時には疲れて眠くなることがあります。
眠くなると機嫌が悪くなり、奇声をあげる場合があります。
眠たい場合であれば、寝かしつけをしてあげあしょう。
もしお昼寝の時間が短くなった子であれば、夕方でお風呂やご飯を食べないといけない、「夜寝れなくなるのでは?」と心配な場合は、いつもより早く寝かせてあげましょう。
布団に置いた状態からの寝かしつけや、寝つきを早くする方法など私の効果のあった方法を載せています。
是非参考にしてみてください。
>>赤ちゃんが寝ない!寝かしつけを楽にする方法!【まとめ】
奇声はいつまで続く?
赤ちゃんが奇声をあげる時期には個人差があります。
また上記でも説明したように、奇声を上げる原因は様々です。
一時的に奇声をあげていても、少ししたらまた落ち着くことも多いと思います。
ただ「自分がこうしたい!」「これがほしい!」などの要求がある時に、うまく言葉で伝えることが出来ない時には奇声をあげる子も多いです。
そのため、会話ができるようになってくる2~3歳くらいには落ち着いてくる子が多いようです。
ただそんなにずっと奇声をあげられてしまうと、外出中や近所迷惑にならないかなど心配になりますよね。
そんな時にはどう対応したらいいのでしょうか。
わが子は生後5ヵ月頃に奇声を上げることがありましたが、1週間くらいで奇声を上げることが無くなりました。
ただ1歳ちょとの今では、「あーあー」など指さして要求してくるようになりました。
奇声を上げるときの対処法
赤ちゃんや子供が奇声を上げるときには、どう対応してあげたらいいのでしょうか。
奇声を上げたときにしてはいけないこと、どう対応したらいいのかについてご紹介していきます。
しかりつけてはいけない
まず奇声を上げたからと言っても、頭ごなしにしかりつけてはいけません。
うまく話せない子供は、何かを伝えたくて奇声を上げていることが多いからです。
何を伝えようとしているのか、どうしてほしいのかを理解しようとしてあげることが大切です。
子供もこうしたい!という好奇心や積極性なども成長しています。
いろんなものを知りたいと思うのは当たり前のことなので、それがダメなことと思わせないためにも頭ごなしにしかりつけるのはやめましょう。
ただ危ないもの、触ってはいけないものなどの時は、しっかりと区別しましょう。
無視をしてはいけない
赤ちゃんや子供は、奇声を出した時の大人の反応を楽しんだり、注目されたい時にも奇声をあげることがあります。
奇声をあげた時に笑ってくれた、みんなが見てくれたことで嬉しくなり続けてしまうということもあるんです。
そんな時、無視をすると結構奇声をあげなくなる効果はあると思います。
ただ叱ると同じように、それが悪いことと認識してしまうことにもなります。
大人が大きく反応しないように注意し、何をうったえているかを理解するように心がけましょう。
静かにしたらしっかりと褒める
赤ちゃんや子供にはなかなか「静かにして」という言葉だけでな伝わりません。
特に生後5~6ヵ月くらいであれば、いろんな声が出せるようになり、自分の声で遊ぶことが多くなります。
外出をしている時にも奇声をあげられてしまうと、周りの目も気になりますよね。
そんな時には、「シー」とジェスチャーもつけて言ってあげましょう。
聞きなれない言葉に、静かになる瞬間があると思います。
その時にしっかりと褒めてあげましょう。
何度も繰り返すうちに、「ここは静かにしないといけない場所」ということが分かってきます。
また言葉が分かるようになってくると、少し経ってもまだ静かにできていることをまた褒めてあげることで静かにできる時間が長くなることがあります。
ただ子供はとても元気!
長時間静かにしないといけない場所には、おもちゃや絵本、お絵かきセットなど気をひけるものを準備しておくといいですね。
機嫌が悪い・時間の管理
赤ちゃんや子供は、機嫌が悪い時にも奇声をあげることがあります。
例えば眠たくなった時に、寝ぐずりをする子も多いと思います。
「いつも何時に寝ている」「今日は朝早くお起きてしまった」「お昼寝の時間が短かった」など、睡眠時間を管理してあげましょう。
なるべくしっかりお昼寝した後に外出するようにしたり、睡眠時間が短かった時にはいつもより早く寝かしつけるなど工夫してみましょう。
赤ちゃんにとって眠たいのに眠れないというのは、ストレスにもなってしまいます。
またお腹が減っている時にも、機嫌が悪くなってしまう子もいます。
外出の時にはちょっと食べられるお菓子や、バナナなどの食べやすいフルーツなどを持っておくのもおすすめです。
要求を満たしてあげる
これがなかなか難しいことですが、一番は要求を満たしてあげることで静かになってくれることが多いです。
まだ何がしたいか言えない子は、読み取るのがなかなか難しいこともあると思います。
ただ例えば「あれを取ってほしい」「これをやってほしい」という要求であれば、やってあげられることは多いですよね。
しかし「おもちゃを買ってほしい」「高いところに上りたい」など毎回要求を満たせないもの、危ないものについてはしっかりと区別しなければいけません。
他で気を紛らわせたり、危険な場合はダメなものはダメと妥協せずに接しましょう。
子供の奇声についてのまとめ
赤ちゃんや子供が奇声を上げるのは、いくつかの理由があります。
始めは声を発せられるようになったり、周りの反応を見て遊んで楽しんでいることが多いと思います。
そこからやりたいことが増えたり、機嫌が悪い時など、様々な理由で奇声をあげることもあります。
そんな時には、「どうして奇声をあげているのか」を考えるようにしてみましょう。
なかなか何をしてほしいのか、どうしたらいいのかを理解することは難しいと思いますが、しっかりと向き合ってあげることが大切です。
・無視をしない
・静かにする場所ということを教える
・静かにしたらしっかり褒める
・睡眠時間の管理をする
・空腹用につまめるものを準備しておく
・気をひくおもちゃを持たせる
・要求を満たす
・危険なものはダメとしっかり区別する
この奇声をあげることも、成長している証拠です。
好奇心や自我が成長しているので、やりたいことを全てダメ!としかりつけるのはやめましょう。
こんなことも出来るともできるようになったんだなと、嬉しいこともたくさん出てくると思いますよ。
子供の成長は本当にあっという間ですね。