育児に少し慣れたかなという頃、赤ちゃんがミルクを飲んでもおむつを替えても抱っこをしても泣き止んでくれないということはないですか。
何をやっても泣き止まず、どうしていいのか分からないと悩んでいるママさんも多いのではないでしょうか。
夕方以降の決まった時間に泣いている場合は、黄昏泣きかもしれません。
黄昏泣きが始まるのは生後3,4ヵ月くらいからと言われていますが、わが子は生後2か月くらいから始まり、生後4,5ヵ月くらいには終わりました。
今回はそんな黄昏泣きについてや、泣き止ませ方についてご紹介していきます。
黄昏泣きは毎回違う方法で泣き止んだり、組み合わせると泣き止みやすくなります。
いろいろ試してみてください。
黄昏泣きとは?
黄昏泣きという言葉を聞いたことがないという方もいらっしゃると思います。
私もインターネットで調べるまで知りませんでしたし、私の母も知りませんでした。
黄昏泣きは名前の通り、赤ちゃんが夕方の日が暮れ始めた時間から夜の時間に泣き始めることをいいます。
機嫌が悪くグズグズするくらいの子もいれば、激しく泣く子もいれるようです。
そして黄昏泣きの特徴として、毎回同じ時間に泣くようになります。
おむつを替えてもミルクをあげても、何をしても泣き止んでくれません。
原因はというと、実は医学的にも解明されていません。
ですが「消化器官の未発達により不快感を感じ泣いている」という説も出ています。
また「昼と夜の区別がつくようになったが、自律神経が成長に追い付いていないことによりおこる」ともされています。
わが子も黄昏泣きに悩み、予防接種のときに医師に確認してみたことがあります。
ですが「頑張り時ですね。少しの間だけですよ。」という回答で、「こうしたらよくなりますよ」ということは教えてもらえませんでした。
黄昏泣きの対策
では赤ちゃんが泣いてしまう時には、どうしたらいいのでしょうか。
まず黄昏泣きの準備、その後に対策について紹介してきます。
時間を把握する
まず赤ちゃんが何時ごろ泣きだずのか、機嫌が悪くなるのかを把握しましょう。
わが子は7時の10分前後で、決まって泣くようになりました。
泣く時間が分かっていると、その時間までに家事を終わらせておこう、その時間には近くにいようなどスケジュールが組みやすくなります。
黄昏泣きに対応しやすくなります。
落ち着いて対応する
赤ちゃんはよく近くにいる人や、抱っこしている人の気持ちを感じ取ると言われています。
赤ちゃんが泣いていると、どうしたらいいのか焦ってしまいますよね。
ですが、その気持ちが赤ちゃんに伝わってしまいます。
そして余計に泣き止みにくくなっていることがあります。
そんな時は、「大丈夫だよ」「うん、うん」などと声をかけてあげましょう。
赤ちゃんは泣くことで肺や筋肉が成長するんです。
赤ちゃんが大泣きしてしまうと、しんどそうと思ってしまいますよね。
しかしお母さんに抱っこしてもらっているだけでも、赤ちゃんもきっと安心してくれますよ。
どう声をかけていいか分からない時は、子守歌や鼻歌を歌ってあげましょう。
もし赤ちゃんがお腹の中にいるときに聞かせていた曲があれば、それも聞かせてあげましょう。
もしかすると覚えているかもしれませんよ。
寝かしつける
赤ちゃんが大泣きしてしまうと、泣き止ませようとしますよね。
ですが、泣き止んだら一気に寝かしつけることを目標にしましょう。
泣き止んだと安心していると、またギャン泣きしてしまうことがあるんです。
わが子の場合は寝かしつけて布団に寝かせたあとにまた起きたとしても、ご機嫌になっていましたよ。
泣き止んだら、そのまま一気に寝かしつけてしまいましょう。
母乳を飲ませておく
黄昏泣きが始まる時間が分かったら、その前から近くにいてあげましょう。
赤ちゃんがぐずりだしたり、黄昏泣きをしそうになったら母乳を飲ませてあげましょう。
母乳には、赤ちゃんを落ち着かせてくれる成分が含まれています。
わが子はグズグズしたときに母乳を飲ませると、そのまま寝たり、泣く時間が短くなりました。
また、母乳が出なくなっても吸わせておきましょう。
母乳を吸うことによって、鼻で息が出来落ち着きやすくなります。
母乳をあげるのが難しい、なかなか母乳が出ず悩んでいるという方は、こちらも是非参考にしてみてください。
私の体験談や、助産師さんに実際に聞いた話をまとめてみました。
>>母乳をあげやすい抱き方は?授乳クッションの選び方とおすすめグッズ
>>母乳マッサージは痛くない?母乳が出ない!【ゴッドハンドの助産師に出会う】
興奮させない
これは黄昏泣きが終わりそうな生後4,5か月の頃に試した方法です。
それは夕方以降に、興奮をさせないようにすることです。
終わりかけのころに「いないいないバー」やくすぐったりしていました。
そうすると笑ってくれるので、家族みんなで笑わせようとしていました。
夕方の時間にそれをすることで、また黄昏泣きが強くなってしまいました。
ですので、夕方以降に静かにしていると、黄昏泣きが無くなってくれました。
黄昏泣きが終わりかけの時ではないともしかしたら効果がないかもしれませんが、是非試してみてください。
泣き止ませ方
泣き止む音を聞かす
赤ちゃんがギャン泣きを始めたら、赤ちゃんが泣き止む音を聞かせてあげましょう。
例えば、オルゴールの音や泣き止み動画等を試してみましょう。
また泣き止ませるアプリも出ています。
そこには車の音や、ドライヤーの音などいろいろ入っています。
その子が泣き止む音を探してみましょう。
うちの子が一番効果があったのが、ビニール袋(スーパーで無料で貰える薄いもの)のカサカサ音が特に効果がありました。
泣き止む音と母乳を飲ませる等、組み合わせるとより泣き止みやすくなりますよ。
ミルク母乳を飲ませる
赤ちゃんは泣く時は、口で呼吸をするようになります。
鼻で呼吸させるように、ミルクや母乳を飲ませてあげましょう。
少しの時間ミルクや母乳を飲んでいると、わが子は一番泣き止んでくれました。
ギャン泣きをすると汗をビチョビチョになるまでかいたり、大きな声が出るのでエネルギーを消耗しますよね。
栄養補給と水分補給のためにも、ミルクや母乳をあげるようにしましょう。
わが子が飲んでくれない時には、ビニール袋のカサカサの音などの泣き止む音と組み合わせていました。
皆さんもどの組み合わせが一番効果があるか試してみましょう。
おむつをかえる
ギャン泣きをしている時に、おむつがパンパンになっていなくても、おむつを変えてあげると泣き止んでくれることがあります。
もちろんおむつが汚れていないときには変える必要はないですが、一度おむつを開けることで泣き止んでくれることがあります。
赤ちゃんはどうして泣いているか分からなくなっていることがあります。
そんなときにおむつを開けることで状況が変わり、泣き止んでくれることがあります。
少しの時間だけ泣き止むことがあるので、そのすきに寝かしつけまでやってしまいましょう
お風呂に入れる
これは私の友人の体験談です。
黄昏泣きやギャン泣きが始めると、お風呂に入れてあげると泣き止んでくれたそうです。
湯船に入れて体を温めてあげると、泣き止むことがありますが、環境が変わることによって泣き止みやすくなります。
他にも部屋を移動してみると環境が変わり、泣き止んでくれることがありますよ。
汗を冷ます
赤ちゃんは大泣きをして、頭や背中が汗でビチョビチョになっていませんか。
汗でビチョビチョになっている時は、服や肌着のボタンを外したり、肌着だけにしてあげりと泣き止んでくれることがあります。
赤ちゃんは暑くても、泣いてしまいます。
黄昏泣きで泣いていても、途中から暑さで泣き続けることもあります。
一度汗が落ち着くまで冷ましてあげましょう。
そして風邪をひかないように、ガーゼやタオルでしっかりと汗を拭いてあげましょう。
汗が出ている時には背中にガーゼやタオルを入れておくと、取り替えるだけで済むので楽ですよ。
首から少し出ているくらいにしておくと、引き抜きやすくなります。
ちなみに汗取りパットが売っているのですが、背中から羽が生えているように見えたり、デザインが可愛いものが多いのでおすすめですよ。
コリック抱きをする
黄昏泣きは、別名「コリック」とも呼ばれています。
黄昏泣きの時に泣き止むと効果的な抱き方を、コリック抱きと呼びます。
コリック抱きの方法は、まず赤ちゃんが下を向くように抱っこします。
手の平全体で赤ちゃんの胸のあたりを支えてあげましょう。
腕全体で赤ちゃんの体を支えるようにし、赤ちゃんの股の間に腕が通るようにします。
そのまま背中を撫でてあげましょう。
または椅子や床に座り、膝の上でうつぶせで寝かせて、背中をさすってあげましょう。
少し長く背中を擦ってあげると、泣き止んでくることがあります。
横向きに抱っこする
コリック抱きの他にも、赤ちゃんが泣き止む抱き方があります。
その方法は、お母さんが椅子や床に座り、膝の上に赤ちゃんを右向き(逆でも可)に座らせます。
手のひらで赤ちゃんの胸を支えてあげましょう。
わきの下に手を入れ、(親指と人差し指の間に赤ちゃんの腕が入るようにすると安定しますよ)お母さんの手首でも赤ちゃんの体を支えるようにしましょう。
赤ちゃんを少し前かがみになるようにしてあげ、背中を撫でてあげましょう。
この抱き方でも赤ちゃんが泣き止んでくれることがあります。
ちなみにゲップを出す時にもこの抱き方はつかえますよ。
抱っこする人を変わる
環境を変えたり部屋を変えるのと同じように、赤ちゃんを抱っこする人が変わると泣き止んでくれることがあります。
お父さんや里帰り中の家族で交代に抱っこしてあげると、泣き止みやすくなります。
赤ちゃんが顔を見てきたりして泣き止むことがあります。
可能であれば泣き止んでくれた人が、そのまま寝かしつけをしてあげるようにしましょう。
まとめ
黄昏泣きは寝ている時に泣きだしてしまったり、何をやっても泣き止んでくれなかったりとどうしたらいいのか苦戦している方が多いですよね。
私もいろいろ試してみました。
・寝かしつける
・母乳を飲ませておく
・興奮させない
・泣き止む音を聞かせる
・ミルクを飲ませる
・お風呂に入れる
・体を冷ます
・コリック抱きをする
・横向きに抱く
・抱っこする人を変わる
泣き止ませる方法は、毎回同じやり方で泣き止んでくれるとは限りません。
いろいろな方法や、赤ちゃんの反応を見ながら試してみましょう。
何をやっても、どうしても泣き止んでくれないという時も、優しく話しかけながら抱っこしてあげましょう。
赤ちゃんも体の未発達のために泣いていて、しんどかったり不安を感じることがあると思います。
お母さんが優しく抱っこしてくれていると、落ち着くのも早くなると思いますよ。
そして赤ちゃんは泣くことで、肺が強くなったり筋肉もつきます。
赤ちゃんの体が強くなると思うと、少し楽になりませんか。
一人で抱え込まず、周りの家族や頼れる人がいたら一緒に見てもらいましょう。
一人ではなく、近くにもう一人話が出来る人がいるだけでも楽になると思いますよ。
夜泣きを1発で泣き止ませる方法も載せているので、こちらも是非試してみてください。
>>赤ちゃんの夜泣きの対策は?いつまで?わが子が一発で泣き止む方法!
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是非見てみてください。