赤ちゃんと言えば、指しゃぶりをするイメージがないですか?
わが子も指しゃぶりをするようになった時は、出来ることが増えとても嬉しかったものです。
ですが、指しゃぶりにはマイナスのイメージもありますよね。
指しゃぶりを長くするようであれば辞めさせないといけないのか、不安になる方も多いと思います。
今回は、
・赤ちゃんが指しゃぶりをする理由は?
・指しゃぶりをするデメリット
・子供が辞めるには?注意点は?
・指しゃぶり防止グッズ
についてご紹介していきます。
指しゃぶりはいつからいつまで?
赤ちゃんの指しゃぶりは、一般的に生後2~4ヵ月頃から始まります。
自分の手を理解し、動かせるようになった証拠でもあります。
ただこの時期に指しゃぶりをしなかったからと言っても、問題はないので安心してください。
そして気になるのが、指しゃぶりを辞める時期ですね。
これは特に個人差があり、2~3歳のうちに辞めるのが目安になります。
私の周りでも、4~5歳くらいまで指しゃぶりをしていたという話も聞きますが、そんな時はどうしたらいいのでしょうか。
赤ちゃんが指しゃぶりをする理由は?
赤ちゃんはそもそもどうして指しゃぶりをするのでしょうか。
現在1歳のわが子も、回数は減ってきましたが指しゃぶりをしていますよ。
手を認識できた
産まれて間もない赤ちゃんは、まだ自由に手や足を動かすことが出来ません。
手足をバタバタできるようになり、少しづつ筋肉もついていきます。
そして、始めは光や影しか見えなかったものも、数ヵ月するとお母さんの顔が分かるようになっていきます。
小児科の先生が言っていましたが、生後2~3ヵ月くらいには、15㎝くらいの距離だとピントが合い顔が分かってくるそうです。
自分で手をあげられるようになると、自分の手がどんな形をしていて、こうしたらこう動くということも分かるようになっていきます。
これも赤ちゃんにとって脳の刺激になるんです。
そして自由に動かせたり、口で確認をするようになり指しゃぶりをするようになります。
母乳やミルクを吸う練習をしている
産まれて間もない赤ちゃんは、まだ吸う力があまり強くありません。
口の奥まで哺乳瓶を入れてあげたり、授乳する時もうまく吸ってくれず苦戦した方も多いと思います。
私も1ヵ月間は特に苦戦していました。
赤ちゃんは成長とともに筋力もついてきて、だんだんと吸う力が強くなっていきます。
その時に指しゃぶりをすることで、吸う力もどんどんついていきます。
実際に私が体験して苦戦したことをまとめています。
>>母乳をあげやすい抱き方は?授乳クッションの選び方とおすすめグッズ
1人遊びができるようになる
赤ちゃんの指しゃぶりは、実はお腹の中にいた時からしていることがあります。
運が良ければ、エコー写真に写ることもあるそうです。
また、自分の手を認識できるようになっただけでなく、自分の口やよだれで濡れた感覚なども学んでいるんです。
他にも退屈な時やリラックスしている時にすることもありますよ。
眠たい時や不安な時にする
赤ちゃんは、眠たい時や不安な時にも指しゃぶりをするようになります。
指しゃぶりをなかなかやめられない1番の理由ですね。
産まれて間もない赤ちゃんにとって、母乳やミルクを吸うことはお腹もいっぱいになり幸せなひと時です。
抱っこしてもらい、安心感もあります。
そのため指しゃぶりをすると、母乳やミルクを吸っているのと同じようにお母さんを感じ安心できるのです。
その為リラックスできるように寝る時に吸ったり、不安な時にも指しゃぶりをするようになります。
わが子は寝かしつけをする時は、添い寝をするだけで寝てくれますが、必ず指しゃぶりをしています。
また夜に起きても、指しゃぶりをしてまた寝てくれるようになりました。
自分で寝ついてくれるので、お母さんもとても楽ができています。
生後4ヵ月ごろまで寝かしつけに苦戦しており、いろいろ試した内容をまとめています。
>>赤ちゃんが寝ない!寝かしつけを楽にする方法!【まとめ】
指しゃぶりをするデメリット
一人遊びができたり、寝かしつけも楽になるというメリットもありますが、指しゃぶりには心配なことも多いと思います。
歯並びが悪くなる
指しゃぶりを長くするようになると、歯並びが悪くならないか心配ですよね。
乳歯は指しゃぶりをしていても、出っ歯になるということはありません。
ただ4歳以降になると、あごの発達や歯の向きに影響が出ると言われています。
そうなるとかみ合わせが悪くなり、前歯で噛み切ることが難しくなってしまいます。
またサ行・タ行・ラ行といった言葉の発音が、聞き取りにくくなることもあるのです。
指にタコや傷ができる
指しゃぶりをする時に、力強く吸ってしまうと指にタコができやすくなってしまいます。
また、乾燥する冬にはひび割れてしまったり、皮がむけたりと傷が出来てしまうこともあります。
タコも傷もいずれ治りますが、特にタコは痕が残らないか心配ですよね。
心配な場合は、一度医師に相談してみましょう。
皮がめくれてしまい、吸うと痛いようで夜何回か泣いてしまうこともありました。
その時の対処法について載せているので、こちらも是非参考にしてみてください。
>>指しゃぶりで傷が!血が出た・皮がむけた時はどうしたらいい?
衛生的に心配
外出している時に指しゃぶりをすると、衛生面が心配になることもあると思います。
特に公園で遊んでいたり、まだ手を洗っていない時に指しゃぶりをしたら心配ですよね。
わが子も散歩から帰ったら、ウエットティッシュで手お拭いた後に、手ピカジェルで消毒しています。
もちろん風邪が気になる季節や、土などを触った後であれば消毒をしっかりしておきたいですよね。
ただ家の中も除菌をしすぎると、抵抗力が弱くなってしまうこともあります。
これはお母さんの考え方や、医師によっても意見が変わってくると思います。
イギリスの疫学者ストラカンの仮説は、「乳幼児期の衛生環境によって、アレルギー体質になるかどうか、決定される」というものです。
除菌グッズが増え、きれいで、清潔な環境で過ごす今の子供たちにとって、清潔な環境は、アレルギーの発症を抑えているように見えます。
ところが、この清潔な環境にこそ、問題があったと言われています。
乳幼児期に、清潔な環境で過ごしていると、細菌・ウイルスに対する抵抗力・免疫力が十分に育ちません。
ひいては、それがアレルギーの発症に、大きく関係すると言われているからです。
>>【きれい好き】清潔すぎる環境で育つと、アレルギーになりやすい?
子供が辞めるには?注意点は?
指しゃぶりは赤ちゃんや子供がリラックスできるものなので、3歳までであれば特に辞めさせる必要がありません。
冬の乾燥で荒れてしまった時に病院に行きましたが、小児科の医師も「しかたないね」という感じです。
ですが、4歳以降になっても指しゃぶりをなかなかやめられない場合には、あごの発達や歯並びが悪くならないか心配ですよね。
4歳になってもやめられない場合の対処法についてご紹介していきます。
叱らない
まず指しゃぶりを辞めさせる時に注意したいことは、叱らないことです。
指しゃぶりをする理由として、子供がリラックスするために吸っていることが多いです。
なので指しゃぶりをして叱ってしまうと、不安やストレスを感じてしまいます。
そうなると逆効果になってしまいます。
指しゃぶりをしなくても、落ち着くようにしてあげましょう。
スキンシップをとる
指しゃぶりを辞めさせる時には、スキンシップを取るように心がけましょう。
例えば、日中に指しゃぶりをしそうになったら、おもちゃで気をひいたり遊んで紛らわせるようにしましょう。
また寝かしけをするときに、指しゃぶりをする子も多いと思います。
そんな時には、手を握ってあげたり、密着するように添い寝をしてあげましょう。
指を吸わなくても安心して眠れるようになると、指しゃぶりを卒業できるようになります。
指しゃぶり防止グッズ
ただどうしても指しゃぶりを辞めてくれないと悩むときには、「指しゃぶり防止グッズ」を使ってみましょう。
かむピタ
昔から指しゃぶりを辞めさせる時に、「指や爪に苦い薬をつける」という話を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
指を舐めたときに苦くなる「指しゃぶり防止グッズ」が売っているんです。
もちろん日本製のオーガニックのものを使用しているので、子供にも安心して使うことが出来ます。
指しゃぶり矯正器
指しゃぶり矯正器と聞くとすごいものというイメージがありますが、シリコンで親指を吸いにくくしているものです。
こちらも医療用のシリコンを使ってあり、子供にも安心して使うことが出来ます。
一度乾燥していた時に軟膏を塗ったのですが、ガーゼをして包帯を巻いたことがありました。
手のひらや手首ごと巻きましたが、親指のところだけスポッと一瞬で抜かれてしまいました。(笑)
手袋などもすぐに取れてしまうので、やる方にはしっかり固定できるものがおすすめです。
指しゃぶりについてのまとめ
指しゃぶりは赤ちゃんの一人遊びや、リラックスするためにしています。
3歳までであれば指しゃぶりをしていても、無理に辞めさせる必要はありません。
自然に回数が減っていき、卒業できる子が多いようです。
ただ4歳以降になってもやめられない子もいます。
4歳以降では、あごの発達や歯並びが悪くなることがあるので注意しましょう。
・スキンシップをとり、紛らわせる
・指しゃぶり防止グッズを使ってみる
指しゃぶりを辞める時期は個人差があります。
どうしても辞めてくれない時にはあごや歯並びなどが心配なので、指しゃぶり防止グッズを活用してみましょう。